賃貸契約での出来事(前編)

わたしは別記事でもお話したようにマレーシアに来てから住まいを決めたのですが、その際にうっかりしていて少し大変だった事についてお話します。

気になったコンドミニアムをいくつか内見して、住んでも良いと思える部屋をいくつかに絞り、備品の追加や家賃の水準を提示して、受け入れてくれたオーナーの部屋に決めました。
ここまでは思い通りでしたが、契約時にデポジットや前払い家賃などの支払いで右往左往することに。

前払いが必要なのはわかっていたのですが、不動産エージェントとやり取りしてたので、
「クレジットカードで払えるんじゃない?」
と軽く考えていました。

で、いざ契約となり契約書を見ると前払い金の振込み口座が記載されています。
「おおっ、振込みかぁ💦💦💦」
手元の日本円を両替しようにも、そんな額の現金は持ってきてない。
後編でお話しますが、授業料などの振込をネットの操作でできる方法は用意していたのですが、メインの口座ではないので無駄な残高はおいてない。(普段は帰国した夫が日本で適宜口座振替をして管理する予定だけど、今は一緒にマレーシアに来てる。)
で、万事休すって感じなのですが、ふと海外旅行で現地通貨をお得に調達方法についての記事をどこかで読んだ記憶がよみがえり
「そうだ、クレジットカードで海外キャッシング!」
これで解決かと思いきや、心配性の夫はカードの海外キャッシング枠を少額にしていたり、カードによっては無効にしてたり。
もう急いでカード会社に電話するしかありません。でもこれが30分くらい平気で繋がらないんです💦💦💦電話の向こうでずっと・・・無駄にさわやかな音楽流れているばかり🎵🎶~~~
国際電話で30分とか通話料が大変だと思いますよね。でも、こちらも別記事で書きましたが、おかげさまで無料でした。

カード会社にお願いすると翌日中には海外キャッシングの増枠手続きが完了しましたので、最寄りのATMに急ぎます。
MaybankのATMでチャレンジしてみました。でも最初の画面に表示されるメニューを選択してもうまくいかない。
メニューには「Cardless withdrawal」とかしかなくて、これを選択すると何やらID番号らしきものを入力せよと・・・。明らかにこれじゃない感。

「はい、次、次」と違う銀行のATMに移動してCIMBとかでも試したものの、ほぼ同じ感じ。
ううううっ、困った。
で、カードの吸い込み(異常を検知してカードがATM から戻って来なくなる)が怖かったものの、意を決して(半分やけくそ)メニューを選択せずにATMにカードを突っ込んでみた。

ウイーン…ピコという音と同時に「Credit Card withdrawal」のメニューが出てきた。
「これだよ、これ。最初から表示しといてよ」と思いつつ、カードの暗証番号を入力して進めると現金が出てきました。

メニューさえ出てくれば操作は簡単ですが、1つ注意事項が
操作の途中に為替レートが表示されて「このレートで確定していいか」的な質問がでてきます。ここでは絶対に「NO」を選択することをお勧めします。
ここで提示される為替レートは銀行の窓口等で両替する場合のレートなのか、マーケットレートに比べるとかなり悪いです。
ここで「NO」を選択するとどうなるかというと、使用しているカード会社にリンギ建ての請求が届き、カード会社の評価レートで円換算されます。
普段はANA VISAカードを利用していますが、マーケットレート+20~30銭程度で換算されている感じです。

ATMでは一度に引き出せる限度額があるため必要額になるまで何度が操作を繰り返しました。
この方法で日ごろの現金調達も簡単になりますが、ATM利用料がかかるので少額を頻繁に引き出すよりは、まとめて引き出すことをお勧めします。
また、クレジットカード的にはキャッシングとなり年利15%前後の金利がかかってきますので、できるだけ早く繰上返済をお勧めします。ANA VISAカードの場合は三井住友銀行のATMから繰上返済ができます。

いろいろと苦労しましたが、賃貸契約に必要な現金を調達できました。
次は指定された口座への振込みですが、それは後編でお話したいと思います。

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