マレーシアで暮らしていると家賃、授業料、トランスポート代など多くの支払いが発生します。支払いは基本的に指定口座への振込みとなりますが、どうやって振り込むかについてのお話です。
振込み方法は大きく分けると、
- マレーシアの銀行口座から振込み
- 日本から海外送金
の２種類になると思います。
マレーシアの銀行口座があれば各銀行でネットバンキングが提供されているのでアプリ上で簡単に振込めます。ただ、就労ビザを取得して仕事をしている方以外はリンギの収入がないので結局は銀行口座に日本から送金することになると思います。
わたしの場合は、別記事でもお話ししましたが、まだ銀行口座が開設できていないので日本から指定口座に直接振り込んでいます。
日本で海外送金というと、まず思いつくのは銀行にお願いする方法ですね。
銀行で手続きを行えば安心・確実ですが、その分手数料が高いです。
たとえば、青いメガバンクだと１件あたり8,500円です。1件あたりの手数料なのでトランスポート代などの少額送金でもまるまる請求されるため、支払総額が倍近くになります。
また、送金経路に中継銀行が入る場合は、中継銀行から手数料を要求される場合があります（コルレス手数料）。
さらに、リンギに両替する際の為替レートがかなり悪いです。
銀行の為替レートは、ホームページでも公表されている公示レートが基準となりますが、マーケットレートと比べると1円位割高です。1円違うと10,000リンギで10,000円違ってくるので無視できません。
で、わたしはどうしているかというと、Wiseという送金アプリを利用しています。
ここでWiseについて簡単に説明すると
- 米ドルをはじめ多くの通貨で送金（海外の銀行口座への振込）できる
- 日本円から外貨への為替レートはリアルタイムのマーケットレート（仲値）を適用
- 送金手数料は送金額の1～2%程度
- 銀行送金で徴収される意味不明なコルレス手数料は発生しない
というサービス内容となっていて、銀行での外貨送金と比べると送金コストは割安だと思います。
ちなみにWiseは法律的には「資金移動業者」（資金決済に関する法律）にあたり、法律に従って金融庁（関東財務局）に登録を行い、その監督を受けている会社ですので、このアプリを使って行う送金は違法ではありません。
Wiseを使用した送金の流れは、
- Wiseアプリで送金先の口座情報と金額を入力
- Wiseが指定する口座に指定された金額を振込み（円建て）
- 振込んだことをWiseアプリで通知
- 送金が実行される
という感じで、実行後1～2日で受取人が入金を確認できるようです。
２のWiseが指定する口座は利用者毎に専用口座が開設されていて、わたしの場合はペイペイ銀行の口座が指定されています。
ペイペイ銀行の本支店間のネット振込みは手数料が無料なので、夫が毎月必要になる金額をメイン口座からペイペイ銀行に入金する運用にしています。
現在、Wiseで初めて送金する場合、ここから登録すると送金額75,000円相当までの手数料が無料となる送金クーポンがもらえます。この記事を読んで参考になった方は利用していただけると嬉しいです。
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